JIS慣用色名とは?
日本産業規格(JIS)の「物体色の色名」に「慣用色名」が示されています。慣用色名とは、慣用的な呼び方で表した色名と定義されています。桃色(ももいろ)、萌黄(もえぎ)などのような色名です。
慣用色名に対して系統色名(例:くすんだ黄みの赤)という色名もあります。そして和名と英名の色名があります。
色名の漢字の読み方をマスターしたい場合にターゲットとなるのは、慣用色名の和名でしょう。
色の名前の難読漢字
慣用色名は「慣用的な呼び方」と定義されてはいますが、慣用的=やさしい語彙とは言えないようで、その中には難読漢字がたくさんあります。
JIS慣用色名の和名の色名の中から難読の色名をいくつかセレクトしました。(漢字問題の画像は「生まれ変われる漢字クイズ」アプリからキャプチャーしています。)
![](https://wordsinfo.jlt-i.com/wp-content/uploads/JISColor_01-922x1024.png)
![](https://wordsinfo.jlt-i.com/wp-content/uploads/JISColor_02-922x1024.png)
![](https://wordsinfo.jlt-i.com/wp-content/uploads/JISColor_03-922x1024.png)
色の名前の難読漢字の答え
- 躑躅色(つつじいろ)
- 蘇芳(すおう)
- 海松色(みるいろ)
JIS慣用色名の雑学
「色彩検定」にJIS慣用色名が出題される
「色彩検定」という検定の出題内容にはJIS慣用色名が含まれています。試験対策としてJIS慣用色名の暗記も必要だということです。
金色と銀色の問題
JIS慣用色名の和名には、金色と銀色がありますが、対応する系統色名も色の定義も示されていません。
実は、金色と銀色は画面に表示することもできないため、「生まれ変われる漢字クイズ」では、この二つの色を出題内容から除外しています。
同じ漢字の色名で読み方が二つ?!
「菖蒲色」は漢字の読み方によって指す色が違います。
![](https://wordsinfo.jlt-i.com/wp-content/uploads/JISColor_shoubu-922x1024.png)
![](https://wordsinfo.jlt-i.com/wp-content/uploads/JISColor_ayame-922x1024.png)
読み方は「しょうぶいろ」「あやめいろ」の二つです。
「生まれ変われる漢字クイズ」で慣用色名をマスターしましょう!
慣用色名の漢字問題とその色を表示
JIS慣用色名カテゴリーはちょっと特別扱いです。なんと「生まれ変われる漢字クイズ」の中で唯一「色」が表示される問題カテゴリーとなっています。
(慣用色名は画面で表示する厳密な色表示には対応していないため、表示される色はあくまでも参考用です。)
JIS慣用色名の和名は147語ありますが、画面に色の表示ができない金色と銀色を除いた145語から出題されます。